9車立てのレースが減り、今では開催数が最も多い7車立て。

出走数が2車減ることから、レース傾向が大きく異なるため、予想のコツを知らなければ中々勝てません。

そこで今回は「競輪の7車立て」を徹底解説！

増えた理由・データ・9車立てと比較した予想のコツなどを紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

競輪の7車立てを得意とするプロ予想を調査した結果

出走数が少ない7車立ては、9車立てと同じように予想しても勝てません。

そこで、7車立てのレースで好成績を残しているプロ予想を調査しました。

調査した100以上のプロ予想の中で、良い成績を収めたのは上記5名。

中でも「競輪マッハ」は桁違いの成績を残しています。

競輪マッハは、1日3レース公開で、モーニング・ミッドナイトまで幅広いレースの予想を公開。

時間帯に関係なく予想が当たり、配当が低いとされている7車立てレースでも、一度で5万円以上の払い戻しを得られることもありました。

7車立てで稼ぎたい方は、ぜひ活用してみてください。

競輪の7車立てとは？

それでは、本題の7車立てについて説明します。

競輪の7車立てとは、名前の通り7車で行われるレースのこと。

9車立てと同様に勝ち上がり方式を採用しており、予選や特選で車券に絡み続けた選手が決勝に進む仕組みです。

主な特徴は、ラインの数が少ないことで、予想がしやすいという声がある一方、展開が単調でつまらないという意見も。

にも関わらず、今現在まで開催されている理由を、発足から現在まで順を追って説明します。

コロナウイルスにより採用される

競輪は元々、ほとんどが9車立ての開催でしたが、コロナウイルスの流行により、2020年7月から7車立てが増えました。

増えた理由は、コロナウイルス流行における三密回避のために、宿舎に泊まれる人数が制限されたから。

競輪選手は、レース開催中に4人部屋の宿舎に泊まることが多いのですが、三密を避けるために3人以下に制限。

その結果、出走可能な選手が減り、F1・F2・G3で7車立てが採用されました。

ちなみに、最初の頃は移動中の感染を防ぐために、開催する競輪場の近隣の選手中心であっせんも行われています。

2020年7月から現在まで継続中

G3以下のレースで採用された7車立て。

その後、2021年4月にG3のみ9車立てに戻りました。

ただ、F1・F2はコロナウイルスの流行が収まった現在も7車立てを継続中。

ミッドナイト競輪の売上大幅増加や、9車立ての方がコストがかかるといった理由から9車立てに戻る可能性は低いです。

競輪の7車立てにおけるデータをご紹介！

競輪の7車立ては、9車立てより出走数が2車少ないため、レース傾向が異なります。

そこで、9車立てと比較しながら各データをご紹介！

• 券種別の全通り数・的中確率
• 平均配当・最高配当

上記を参考に、7車立ての特徴を掴みましょう。

券種別の全通り数・的中確率

9車立てと比較した7車立てにおける全通り数と的中確率は以下の通り。

7車立ての3連単全通り数は210通り。

9車立ての半分以下の数で、的中確率は2倍以上あります。

そのため、かなり予想がしやすく当たりやすいと言えるでしょう。

加えて、ワイドは7通りしかありません。

出目買いでも勝てる可能性があるので、予想の手間を省きたい方は、出目ランキングを参考に勝負するのも1つの手です。

平均配当・最高配当

9車立てと比較した、7車立ての平均配当と最高配当は以下の通り。

※対象期間(平均配当)：2023年1月〜2023年12月

7車立ての3連単平均配当は11,317円。

9車立てと比較すると、約2,000円の差があります。

そのうえ、最高配当は200万円以上の差があるので、一攫千金を狙いたい方には不向きです。

一方、7車立ては的中確率が高いので、堅実に勝負することが出来ます。

コツコツ稼ぎたい方は、7車立てで積極的に勝負しましょう。

競輪の7車立ての予想のコツを徹底解説【攻略法】

9車立てと比較して7車立てのレース傾向を分析し、予想ポイントをまとめました。

• 最も長いラインが1つのレースで勝負
• 先行力の高いラインを軸にする
• 内枠の選手の優先度を上げる

上記3つを参考にすれば、勝率アップ間違いなし。

開催数の多い7車立てを攻略して、競輪で稼ぎましょう！

最も長いラインが1つのレースで勝負

7車立てはライン数が少ないことから、スジ決着となることが多いです。

実際に、標準的な作りである福井競輪場におけるデータを見ると、スジ決着の指標となるマーク割合に大きな差があります。

※対象期間：2023年1月〜2023年12月

そのため、7車立てレースは、有力ラインを見極め、ライン内で予想する方法が最も勝ちやすいです。

有力ラインを見極める方法は大きく3つ。

• 自力選手の競走得点が高い
• ライン内に競走得点の高い選手が多い
• ラインを構成する人数が多い

特に、ラインを構成する人数が多いラインは要注目。

ブロックする人数が多く抜かれずらいので、一度先行すると、そのままゴールという展開が多いです。

ライン内の選手を軸にするだけで、かなり勝率が上がるので、長いラインがある場合は、積極的に狙いましょう。

先行力の高いラインを軸にする

一般的に差しが有利とされている競輪ですが、7車立てはライン同士の戦いが単調なため、逃げでも勝ちやすいです。

※対象期間：2023年1月〜2023年12月

そのため、7車立ては先行選手に注目することで、勝率を上げることが出来ます。

車券に絡む可能性が高い先行選手は、以下の通り。

• 競走得点が高い
• 勝率が高い
• B・Hがともに多い
• 逃げの回数が多い
• 長いラインの自力

特に、競走得点と逃げの回数が多い選手は、脚力があり逃げ切る可能性が高いです。

普段先行選手を買い目に入れないという方も、実力のある先行選手は買い目に入れるようにしましょう。

1番車の選手の優先度を上げる

ライン同士の競争がゆるい7車立ては、序盤の展開がレースに大きく影響を与えます。

そのため、スタート後に有利な位置につきやすい1番車が勝ちやすいです。

【福井競輪場の車番別勝率】

※対象期間：2023年1月〜2023年12月

9車立てと比較すると6％以上も勝率に差があります。

そのため、1番車の競走得点が上位3名に入る場合は、買い目に入れておいてください。

そのうえ、上位3名の実力が拮抗していて、軸を絞りづらい場合は、1番車を選ぶと良いでしょう。

ちなみに、ミッドナイト競輪は、内側から順に競走得点の高い選手が並びます。

7車立ての中でも特に1番車が勝ちやすいので、堅実に勝負したい方は、ミッドナイト競輪がおすすめです。

競輪の7車立てまとめ

今回紹介した競輪の7車立てについてまとめました。

コロナウイルスにより、G3以下のほとんどのレースで採用されている7車立て。

現在も9車立てに戻ることなく、継続的に行われています。

そんな7車立ての特徴は、予想がしやすく当たりやすいこと。

9車立てよりも2車少ないので、的中確率も高く、初心者にもおすすめのレースです。

そのうえ、今回紹介した予想のコツを覚えれば、かなり勝率が上がるので、ぜひ参考にしてください。