千葉競輪場の特徴を紹介!基本情報を元にバンクの癖を分析
どうも。
競輪戦線管理人のボクです。
現在、日本には43ヶ所の競輪場が点在。
それぞれの競輪場の特徴に応じて、選手の得意・不得意といった相性が生じてきます。
そのため、競輪場の特徴を把握しておかなければ、相性の悪い選手を買い目に組んでしまい予想が当たらないなんてこともありえる話です。
そこで今回は、千葉県千葉市にある「千葉競輪場の特徴」について競輪戦線が徹底解説。
この記事を読んで勝負すれば勝利は見えてくるはずなので、ぜひ参考にして下さい。
千葉競輪場の歴史・概要について
はじめに、千葉競輪の歴史・概要についてご紹介します。

千葉競輪は、千葉県千葉市にある競輪場です。
現在は「千葉JPFドーム」に改修され「PIST6」専用の競輪場として、運営をしています。
そんな千葉競輪は、1949年に開設。
開設から24年後の1973年に、全ての公営競技において過去最高額となる236万3180円という配当が出ました。
この金額は2002年に更新されてしまいましたが、枠番連勝単式としては、現在でも最高配当となっています。
そこから5年が経過した1979年、投票数の記載ミスをきっかけに、約1000人規模の暴動に発展。
1人の逮捕者が出る事態となりました。
それ以降は、大きな騒動もなく順調に運営を続けましたが、2017年に施設の老朽化を理由に、改修工事を実施。
従来の競輪とは異なり、新たに「250m競争」を実施するドームへと生まれ変わりました。
以上が千葉競輪の歴史・概要です。
それでは、千葉競輪のさらに詳しい概要を確認していきましょう。
千葉競輪場の開催レース

千葉競輪では過去に【G1】オールスター競輪、【G1】日本選手権などといったグレードレースが開催されてきました。
また、開設記念競輪として「秋桜杯」が毎年8月~9月頃に開催。
2008年からは「滝澤正光杯」という名前に改め、10月頃に開催されていました。
2021年のリニューアル後は「PIST6」のみの開催となっています。
「PIST6」は、一般的な競輪のレースとは異なるので、予想難易度が高いです。
競輪戦線では、千葉競輪の特徴と合わせて予想方法もまとめているので、合わせて参考にしてみてください。
千葉競輪場のアクセス・入場料
千葉県千葉市にある、千葉競輪のアクセス方法は以下となります。
所在地 |
千葉県千葉市中央区弁天4丁目1-1 |
バス |
JR「千葉駅」より 約5分 |
タクシー |
湾岸千葉ICより約15分 |
徒歩 |
JR「千葉駅」から約15分 |
入場料 |
無料 |
有料席 |
特別観覧席・ロイヤル席有り |
千葉競輪のアクセス方法は車、電車、バスのいずれかとなります。
最寄り駅の千葉駅から無料の送迎バスが運行。
徒歩でも15分ですが、時間を合わせて無料送迎バスを利用するをおすすめします。
バス乗り場は、JR千葉駅北口23番乗り場です。
時刻表はこちら。
千葉競輪場の施設

千葉競輪は、完全屋内のバンクとなっており、ドーム内には様々な施設が充実。
他の競輪場ではあまり見かけない、来場者に向けてのサービスがあります。
千葉競輪が提供しているサービスは以下の通りです。
- Free Wi-Fiサービス
- 多機能トイレ
- 授乳室
- モバイルバッテリー貸し出し
競輪場といえば、若干古臭いイメージを抱きがちですが、千葉競輪は最新鋭の設備が充実しています。
また、オシャレなショップも千葉競輪の見どころの一つです。

場内には、NYスタイルのピザを味わうことのできるレストランや、ボリューミーなシェイクが楽しめるドリンクスタンドなどのグルメが充実。
その中でも「TIPSTAR BAR」では、英国風パブのような雰囲気で、レースを楽しみながらクラフトビールを味わう事ができます。
モダンな雰囲気の中でレース観戦することができるので、千葉競輪を訪れた際に是非、立ち寄ってみてください。
千葉競輪場のマスコットキャラクター
全国43箇所の競輪場には必ずと言っていいほど、マスコットキャラクターが存在します。
千葉競輪が「千葉JPFドーム」として、生まれ変わった後のマスコットキャラクターは確認できませんでした。
なので、ここでは改修前のマスコットキャラクターについてご紹介します。

千葉競輪のマスコットキャラクターは「ライモン」くん。
ライモンくんは、20世紀最後の架空の生き物として1990年10月に誕生しました。
名前は、ライオンの「ライ」とモンキーの「モン」が由来になっているとのこと。
特技はダンスで、イベントなどでダンスを披露することもあるようです。
ライモンくんには、彼女の「ランちゃん」というキャラクターもいるようですが詳細は不明。
ご存知の方は、コメントお願いします‼
以上が千葉競輪の概要でした。
改修前の千葉競輪場の特徴について
勝つためには、勝負するバンクの特徴を押さえた上で予想をすることが重要となります。
全国各地の競輪場毎にバンクの特徴が異なるので、千葉競輪のバンク特徴をしっかり押さえましょう。
現在、千葉競輪は「PIST6」専用の競技場として生まれ変わっています。
ただ、生まれ変わってから間もないため、最新の情報があまり出ていません。
そこで、改修前の千葉競輪の特徴や従来の競輪場と比較することで、改修後の特徴を確かめていきたいと思います。
まずは改修前の千葉競輪の特徴をご覧ください。

バンク周長 |
500m |
見なし直線距離 |
60.0m |
センター部路面傾斜 |
24°13′1″ |
直線部路面傾斜 |
2°51′45″ |
ホーム幅員 |
10.3m |
バック幅員 |
9.3m |
センター幅員 |
8.3m |
バンクレコード |
13.4秒 |
改修前の千葉競輪の周長は500m。
500mバンクは、競輪で最も周長が長いバンクです。
周長が長い分、他のバンクとはレース展開が大きく異なり、予想方法も変わってきます。
改修前の千葉競輪の特徴をひとつひとつ確認しましょう。
千葉競輪場(改修前)の特徴1「見なし直線距離が長い」
千葉競輪の特徴を把握する上で、まず注目したいのが「見なし直線距離」です。
見なし直線距離は、最終コーナーからゴールラインまでの距離のこと。
競輪では、見なし直線距離が長ければ番手選手が有利です。
逆に、見なし直線距離が短ければ先行選手が有利となります。
千葉競輪の見なし直線距離は60.0m。
周長が長い分見なし直線距離も長くなるのが500mバンクの特徴です。
とはいえ千葉競輪は、500mバンクの中でもは周長が短め。
先行選手のハンデも少なかったと言えるでしょう。
千葉競輪場(改修前)の特徴2「カントはゆるめ」

カントは、走路に設けられた傾斜のことです。
見なし直線距離同様、カントもレース展開に大きく影響します。
一般的にカントがきつければ、コーナーで加速できるので番手選手の捲りが決まりやすいです。
逆にカントが緩いと、捲りが決まりにくくなります。
全国の競輪場のカントの平均が30度。
それに対して千葉競輪のカントの角度は24°13′1″です。
全国平均と比べややカントが緩いという特徴を持っています。
千葉競輪場(改修前)の特徴3「決まり手は差しが有利」
決まり手は、1着、2着の選手が最終周回でとった戦法のことで予想をする上で非常に重要な要素です。
この決まり手も、バンクの特徴によって有利不利が決まります。
千葉競輪ではどの決まり手が有利だったのか、過去の結果を基に確認しましょう。

逃げが25%、捲りが32%、差しが43%。
見なし直線距離が長い千葉競輪では「差し」が最も決まりやすいという結果になりました。
千葉競輪場(改修前)の特徴4「夏と冬で風向きが変わる」
千葉競輪では「差し」を得意とする番手選手が有利ということがわかりました。
しかし、当日の天候や風向きによっても、有利な選手は変わります。
千葉競輪が立地する千葉市の年間降水量は、全国平均と比べるとやや少なめです。
雨による影響は少ないと言えますが、3月から10月は雨が降りやすく、降水確率は31%。
千葉競輪の風の特徴は、夏はバックで追い風となりやすく、冬は向かい風となりやすいです。
よって夏と冬で有利な選手が変わるので、予想する際は当日の風向きにも注目する必要がありました。
改修後の千葉競輪場(千葉JPFドーム)の特徴について
ここまでは、改修前の千葉競輪の特徴についてご紹介しました。
改修後の千葉競輪のバンク特徴を把握するためにも、従来の競輪場と比べてどのような特徴があるのか確認していきましょう。

千葉競輪は「千葉JPFドーム」への改修によって、全天候型の屋内バンクに生まれ変わりました。
雨や風の影響を一切受けないので、選手はレースに集中できる環境です。
加えて、千葉競輪のバンク周長は250m。
250mバンクは、全国で千葉競輪のみ設置されています。
この250mバンクは、競輪の中で最も周長が短いバンクで、他の周長のバンクとは特徴が大きく異なります。
従来の競輪場と比較する形で、千葉競輪の特徴をひとつひとつ確認しましょう。
千葉競輪場(改修後)の特徴1「バンクの周長が日本一短い」

競輪場におけるバンクの周長は、500m・400m・333mの3種類が基本となっています。
ただ、千葉競輪のバンクは250mが採用されており、他の周長のバンクと比べても圧倒的に短いです。
バンクの周長が短いほど、選手にとって体力の消耗が少なくなります。
なので、ペース配分を考えることなく、出だしからスピーディーな展開になるはずです。
よって、千葉競輪のバンクの周長は日本一短く、従来の競輪のレースとは異なる展開になるという特徴を把握しておきましょう。
千葉競輪場(改修後)の特徴2「カントの傾斜がきつい」

カントは、走路に設けられた傾斜のことです。
見なし直線距離同様、カントもレース展開に大きく影響します。
一般的にカントがきつければ、コーナーで加速できるので番手選手の捲りが決まりやすいです。
逆にカントが緩いと、捲りが決まりにくくなります。
全国の競輪場のカントの平均が30度。
それに対して千葉競輪のカントの最大傾斜は42.6度と、他の競輪場と比べても突出しています。
バンクの周長の短さに、傾斜が急なカントが相まって、よりスピード感のあるレースが展開されることが予想できるでしょう。
千葉競輪場(改修後)の特徴3「木製バンクでスピードが出やすい」

アスファルトは傾斜が崩れやすいため、欧米各国の自転車競技用バンクでは、木製が主流です。
しかし、日本の競輪場では、アスファルトかコンクリートが使用されています。
これは、技術大国である日本の舗装技術が高いがゆえに実現できることです。
そのような中、千葉競輪のバンクは、国際基準に合わせて木製バンクを採用。
アスファルトと比較して、木製の方がペダルが軽くなり、スピードが出やすいと言われています。
したがって、改修後の千葉競輪は周長、カントの傾斜、木製の走路と、スピードを追求した造りのバンクということを把握しておきましょう。
この競輪場に関する口コミ