どうも。

競輪戦線管理人のボクです。

競輪における重賞レースは実力が高い選手が出走するため、多くの競輪ファンからの注目が集まります。

その中でもG1競争は、年に6回しか開催されない希少なレース。

選ばれた選手のみが出場できるため、トップレベルの戦いが繰り広げられるでしょう。

そこで今回は、10月20日から開催されるG1競争の「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント2022」についてご紹介します。

寛仁親王牌・世界選手権記念の概要や賞金の他にも、予想に必要な出場選手や歴代優勝者などの情報もご紹介するので、ぜひ最後までお付き合いください。

寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメントとは？

「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」とは、毎年10月に開催される競輪のG1レースです。

レース名の由来は、寬仁親王が1990年に開催された「世界選手権自転車競技大会」の名誉総裁であったことがきっかけとされています。

そんな「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」は、1992年に前橋競輪場で初めて開催され、今年で31回目を迎える歴史あるレースです。

現在は「親王牌」という愛称で多くの競輪ファンから親しまれています。

「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」は2022年の開催が決定。

賞金や開催スケジュール・開催場はその年によって違うので「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」の概要を確認しましょう。

寛仁親王牌の読み方は「ともひとしんのうひ」

初めて、寛仁親王牌・世界選手権記念という名前を目にすれば「なんて読めばいいの？」という疑問を抱く方が多いはずです。

特に「寛仁親王牌」の部分は難読と言ってもよいのではないでしょうか。

正式な読み方は「ともひとしんのうひ」です。

寛仁親王は皇族の方で、元内閣総理大臣の麻生太郎さんの義兄にあたります。

皇族の方はとても難しい名前が多いので、読み方がわからないのも仕方ありませんね（笑）

寛仁親王牌・世界選手権記念2022は10月20日〜23日に開催

「寛仁親王牌・世界選手権記念2022」の開催日は2022年10月20日〜10月23日。

今年も例年通り、4日間にわたって開催されることとなりました。

開催初日から最終日までに合計12レースが実施されます。

各開催日に行われるレースと勝ち上がり方式は以下の通りです。

初日には、一次予選と特別選抜予選が開催。

一次予選ではそれぞれのレースで、上位2名の計18名が二次予選Aに進みます。

一方で、3〜4着となった計18名は、二次予選Bに進出。

また、2レース開催となる特別予選は、各レース上位2名の計4名が、2日目の「ローズカップ」と3日目の「準決勝」への出場権利を無条件で得ることができます。

2日目は「ローズカップ」と「二次予選A・B」がそれぞれ3レース開催。

「二次予選A」は各レース上位4名の計12名が準決勝へ進出し「二次予選B」は各レース上位2名が準決勝へ進出できます。

また「ローズカップ」は出場者9名全員が、失格等がない限り準決勝に進出。

3日目には「準決勝」が3レース行われ、各レース上位3名の計9名が決勝へ進むことができます。

そして、最終日。

決勝の前に前哨戦として「優秀」と「特別優秀」が開催されます。

決勝はここまで、熾烈な争いを勝ち抜いてきた9名の勝負。

当たり前ではありますが、今大会で最も盛り上がるレースです。

レース結果の最新情報はこちらのサイトで随時更新されるので、チェックしてみてください。

寛仁親王牌・世界選手権記念2022の開催場所は前橋競輪場

「寛仁親王牌・世界選手権記念2022」は、前橋競輪場での開催が決定しました。

前橋競輪場の所在地やアクセス方法・入場料金は以下の通りです。

前橋競輪は日本で3ヶ所しかない、全天候型の屋内バンクです。

その上、全国で唯一、周長335mのバンクを採用。

全国的にも希少価値の高い競輪場となっています。

立地も抜群で、群馬県の県庁所在地である前橋市の中心部からほど近いです。

前橋競輪に訪れる方法は「電車」「車」「バス」の3種類。

JR前橋駅から徒歩で向かうと40分近くかかってしまうので、電車の方は無料路線バスを利用しましょう。

時刻表はこちら。

寛仁親王牌・世界選手権記念2022の優勝賞金は3422万円

G1競争には6つのレースがあります。

それぞれのレースごとに優勝賞金額が異なるので、選手のモチベーションにも影響するでしょう。

6つのレースのうち、優勝賞金が最も高いのが「日本選手権競輪」の5910万円。

次に「オールスター競輪」の4280万円「朝日新聞社杯競輪祭」が3360万円と続きます。

そして「高松宮記念杯競輪」「読売新聞社杯全日本選抜競輪」「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」は同額の2850万円です。

「日本選手権競輪」などと比べると賞金額にやや寂しさを感じますが、今年の「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」は例年とは異なり…

優勝賞金は3422万円まで跳ね上がりました！！

ちなみに「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント2022」における各順位ごとの賞金額は以下の通りです。

着	賞金額
1	3,422万円
2	1,771万円
3	1,156万円
4	837万円
5	688万円
6	577万円
7	466万円
8	430万円
9	406万円

例年より賞金額が上がったことによって、選手たちのモチベーションも格段に上がったことでしょう。

それによって、より白熱したレースが展開されることが予想できます。

寛仁親王牌・世界選手権記念2022の出場選手は？

重賞レースの中でも、トップレベルの争いが繰り広げられるG1競争。

百戦錬磨の実力者たちが集結するため、誰が優勝してもおかしくない状況です。

そこで「寛仁親王牌・世界選手権記念2022」に出場する選手をチェックしておくことで、予想に活かしたり、もっと大会を楽しむことができるでしょう。

まずは、選手の出場選抜方法についてご紹介します。

寛仁親王牌・世界選手権記念2022の出場選抜方法

「寛仁親王牌・世界選手権記念2022」は誰でも参加できるわけではありません。

様々な条件を満たして、厳選された選手のみが出場できる大会です。

そこで「寛仁親王牌・世界選手権記念2022」の出場選抜方法を確認してみましょう。

1. S級S班在籍者
2. 過去3回以上優勝した者（開催時S1）
3. 世界選トラック競技出場者
4. 世界選に準ずる国際大会トラック競技の1～3位
5. アジア選ケイリン及びスプリント1位
6. 過去のオリンピック自転車競技トラック種目メダリスト（全プロトラック競技出場予定者開催時S1）
7. 全プロトラック競技出場予定者で平均競走得点上位者
8. 1～7で108名に達しない場合は地区プロトラック競技出場者から平均競走得点を勘案し推薦

以上の条件を満たした選手が出場することができます。

また、これらの条件を満たした選手は「日本競輪選手会理事長杯」または「特別選抜予選」に出走可能です。

寛仁親王牌・世界選手権記念2022の出場選手一覧

ここでは、現時点で予定されている出場予定選手をご紹介します。

まずは、全出場選手の中で競走得点が高い上位5人を確認しましょう。

順位	選手名	競走得点
1	寺崎浩平	120.40
2	古性優作	118.85
3	松浦悠士	118.59
4	郡司浩平	118.50
5	平原康多	118.16

どの選手も、昨今の競輪を代表するような選手ばかり。

特に、寺崎浩平選手の競走得点は頭ひとつ抜けているので注目です。

それでは「寛仁親王牌・世界選手権記念2022」の出場選手一覧をご紹介！といきたいとろこですが…

人数が多く、全ての選手を紹介しきれないため、今回は注目度の高い「日本競輪選手会理事長杯(10月20日)」のレース出場者を確認しましょう。

級班	選手名	府県	期別
S級S班	守澤太志	秋田	96期
S級S班	佐藤慎太郎	福島	78期
S級S班	吉田拓矢	茨城	107期
S級S班	平原康多	埼玉	87期
S級S班	宿口陽一	埼玉	91期
S級S班	郡司浩平	神奈川	99期
S級S班	古性優作	大阪	100期
S級S班	松浦悠士	広島	98期
S級S班	清水裕友	山口	105期

「日本競輪選手会理事長杯(10月20日)」に出場する選手は全員がS級S班。

4日間で開催されるレースの中でも、トップレベルの争いになることが予想されます。

G1だからこそ見ることのできる白熱したレース展開が予想されるので必見です。

「寛仁親王牌・世界選手権記念2022」の全出場選手はこちら。

寛仁親王牌・世界選手権記念2022の予想に必要な情報を大公開

ここからは「寛仁親王牌・世界選手権記念2022」を攻略するために必要な情報をご紹介します。

勝負予定の方は、しっかりと目を通してみてください。

まずは、開催場である前橋競輪のレース傾向からご紹介します。

開催場「前橋競輪」のレース傾向

前橋競輪のバンクはカントの傾斜が「日本一きつい」という特徴を持っています。

カントの傾斜がきついと、大外から先頭を目掛ける際に、下り坂のようになるためスピードが出やすいです。

そのため「捲り」を得意としている選手が有利になります。

実際に、前橋競輪の過去のレース傾向を確認すると「捲り」での決着が非常に多いです。

従って「寛仁親王牌・世界選手権記念2022」では「捲り」を得意とする追い込みタイプの選手を中心に勝負するのがおすすめです。

>>前橋競輪のバンクの詳しい特徴はこちら

寛仁親王牌・世界選手権記念の歴代優勝者

続いて、歴代優勝者を確認していきましょう。

優勝者の傾向が掴めれば、予想にも役立つはずです。

それでは、直近10年における優勝者をご覧ください。

開催年	開催場	優勝者	府県
2021年	弥彦	平原康多	埼玉
2020年	前橋	脇本雄太	福井
2019年	前橋	村上博幸	京都
2018年	前橋	脇本雄太	福井
2017年	前橋	渡邉一成	福島
2016年	前橋	稲垣裕之	京都
2015年	弥彦	園田匠	福岡
2014年	弥彦	深谷知広	愛知
2013年	弥彦	金子貴志	愛知
2012年	弥彦	佐藤友和	岩手
2011年	弥彦	浅井康太	三重

過去10年間で、脇本雄太選手が2度優勝していますが、それ以外は複数回優勝している選手がいません。

それだけ「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」で優勝することが難しいということが分かります。

ただ、昨年の覇者である平原康多選手は「寛仁親王牌・世界選手権記念2022」の出場選手の中で競走得点が5番目に高いです。

ここ最近の成績や今までの実績をみても連覇する可能性は大いにあるので、注目してみてはいかがでしょうか。

第30回(2021)寛仁親王牌・世界選手権記念決勝の結果

過去10年間の優勝者のデータを確認しましたが、やはり情報は最新であればあるほど、信ぴょう性の高いのではないでしょうか。

そこで、昨年開催された「第30回(2021)寛仁親王牌・世界選手権記念」の結果を参考にしてみましょう。

開催場所	弥彦競輪場
開催日程	2021年10月21日〜24日
優勝賞金	3083万円

前回大会は、6年ぶりに弥彦競輪で開催。

コロナウイルスの影響で、入場制限が行われての開催となりました。

決勝戦の結果は以下のとおりです。

順位	選手名	級班	決まり手(着差)
1	平原康多	S級S班	差し
2	大槻寛徳	S級1班	差し
3	菅田壱道	S級1班	2車身
4	山田庸平	S級1班	1車身
5	野原雅也	S級1班	1/2車身
6	吉田拓矢	S級1班	8車身
7	新山響平	S級1班	8車身
8	諸橋愛	S級1班	-
8	新田祐大	S級S班	-

S級2班の選手は1人もおらず、G1決勝戦初進出となったのは野原雅也選手ただ1人という、実力と実績を兼ね備えた選手が出走しています。

決勝進出者のほとんどが今年も出走。

その中でも、新山響平選手はS級S班に昇格、逆に新田祐大選手はS級1班に降格しています。

このように、昨年と比べて成績が変化している選手も多いので、なるべく直近の成績をみて判断するようにしましょう。

寛仁親王牌・世界選手権記念2022の注目選手

これまでご紹介してきた情報を踏まえて「寛仁親王牌・世界選手権記念2022」の注目選手を3名ピックアップ。

もし予想に迷った際は、ぜひ参考にしてみてください。

悲願のG1初優勝を狙う「守澤太志選手」

守澤太志選手は、北日本地区に所属のS級S班の選手。

G1競争の出走数が、100を超える実力者です。

守澤太志選手は、2021年12月に開催された「ひろしまピースカップ」で落車してしまい肋骨を骨折。

そこから懸命なリハビリを行い、約1ヶ月後に開催された競輪最高峰の大会「KEIRINグランプリ」に出場を果たしています。

骨折をして1ヶ月で復帰するということは、普通では考えられません。

守澤太志選手は、強靭な肉体とタフなメンタルを持ち合わせているのでしょう。

復帰後は大きな怪我を負うことなく、軽快な走りを披露。

今年の10月1日に久留米競輪で開催された「火の国杯争奪戦」では2日目と3日目に1着を記録しており、直近の成績は右肩上がりとなっています。

自身初のG1優勝に燃えている守澤太志選手に注目です。

昨年の覇者「平原康多選手」

平原康多選手は、西武園競輪場をホームバンクとするS級S班の選手。

これまでに「KEIRINグランプリ」の出場が12回、重賞レースを通算で41回優勝している、言わずと知れた競輪界を代表する選手です。

40歳を迎えた今年も衰えることなく好調を維持。

今年の9月16日名古屋競輪で開催された「共同通信社杯」では、初日から3日連続で1着になっています。

直近4ヶ月の競走得点は「寛仁親王牌・世界選手権記念2022」に出場する選手の中で5番目に高いです。

さらに、昨年開催された「第30回(2021)寛仁親王牌・世界選手権記念」のチャンピオンなので、2連覇の期待が高まります。

昨年王者としての風格を見せつけられるのか、目が離せません。

競走得点が最も高い「寺崎浩平選手」

寺崎浩平選手は、福井競輪場をホームバンクとするS級1班の選手。

ここ数年で急成長を遂げており、今最も勢いのある選手の1人と言っても過言ではないでしょう。

それもそのはず、2020年1月にデビューして、1ヶ月後にはA級2班に特昇。

さらに1ヶ月後にはS級2班に特昇したため、デビューからわずか2ヶ月ほどでS級所属の選手になりました。

デビューから18連勝でS級昇格を決めたのは深谷知広選手に続き、史上2人目という快挙を成し遂げています。

今年に入ってからもその勢いは止まらず。

6月から7月にかけて病気による欠場をしていましたが、復帰戦となった8月9日の「オールスター競輪」の5Rでは1着になっています。

「寛仁親王牌・世界選手権記念2022」に出場する選手の中で最も競走得点が高く、乗りに乗っているので、注目してみてください。

寛仁親王牌・世界選手権記念2022で勝つための裏技とは？

ここまで「寛仁親王牌・世界選手権記念2022」についてご紹介してきました。

過去の結果や出場選手を見れば分かる通り、数々の実績を残してきた選手や、乗りに乗っている旬な選手まで実力者揃いのレースとなっています。

出走する選手同士の力の差があれば予想をしやすいですが、今回ばかりは実力が拮抗しているため、予想をするのが非常に難しいでしょう。

その上、重賞レースは多くの人が注目しているので、様々な予想方法が出回ることで情報が錯綜し、混乱してしまいがちです。

そこで「寛仁親王牌・世界選手権記念2022」で勝つために最も効率の良い方法としてご紹介したいのが…

競輪予想サイトを利用することです！！

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