高松競輪場の特徴を紹介!基本情報を元にバンクの癖を分析

全国43ヶ所に配置されている競輪場は、それぞれに違った特徴を持ちます。

そのため、個々の特徴を抑えていなければ、的外れな予想をしてしまう可能性も・・・

そこで今回は、高松競輪場のバンク特性・データ・相性の良い選手をご紹介!

高松競輪場で勝負予定の方は、ぜひ参考にして下さい。

東京大学卒/競輪歴20年
桑原誠司(クワハラセイジ)

東京大学を卒業し、一流企業に就職するも、ギャンブルにのめり込み3年で退職。競輪歴は20年以上。10,000レース以上 のデータを分析し、プロを凌ぐほどの競輪の知識を持つ。

高松競輪の本日の開催レースと予想【2024年10月31日更新】

まずは、勝負予定の方に向け、本日の開催レースをご紹介します。

高松競輪では、高松市長杯&FM香川杯【F1】が、2024年10月29日〜31日の4日間で開催されます。

ただ、平日開催となるため「特徴を押さえる時間がない」という方もいるはず。

そんな方のために、管理人が見極めた狙い目レースの予想を公開するので、参考にしてみてください。

【高松市長杯&FM香川杯|3日目8R】

高松競輪 出走表 2024年10月31日8R

出典:競輪JP

8R
投票締切:13:51
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上記の予想は管理人のボクが考えた買い目です。

別府競輪に限らず、毎日鉄板レースをピックアップして今日の競輪予想を公開しています。

さらに「もっと予想が欲しい」という方に向けて、高松競輪で結果を残している無料の競輪予想サイトTOP3をご紹介!

順位 サイト名 的中率 回収率
1位 ケイリン宝箱 83% 190%
2位 競輪オリンピア 80% 232%
3位 チャリ活 63% 185%

高松競輪の開催に合わせて必ず予想が公開されるとは限りませんが、公開されたら激アツです。

この機会にぜひ、活用してみてください。

高松競輪場はクセのないバンク

高松競輪場 バンクデータ

周長 400m
みなし直線 54.8m
センター部路面傾斜 33°15′50″
直線部路面傾斜 2°52′0″
ホーム幅員 11.0m
バック幅員 9.0m
センター幅員 8.0m
最高あがりタイム 10.6秒

完成当初は333mバンクでしたが、昭和46年に改修され現在の400mバンクになりました。

400mバンクは癖がなく走りやすいとされていますが、高松競輪は33バンクの名残があるため傾斜の角度がややきつめ。

加えて、みなし直線距離がやや長く内も外も伸びるため、脚力勝負となる傾向になります。

そのため、先行選手にはやや不利で「長い直線を耐えられず抜かれてしまう」という展開が多いです。

高松競輪場の特徴を10項目で徹底比較!

高松競輪場は、周長400mの一般的なバンクです。

ただ、一般的と言っても、細かく見れば特徴は様々。

そこで今回は、同じ400mバンクと比較することで、高松競輪場の特徴をさらに深堀りしていきたいと思います。

高松競輪場と比較する競輪場は以下の5つ。

競輪場 比較

続いて、特徴を抑えるにあたって比較する項目は、以下の10個。

比較項目
  • みなし直線
  • カント
  • コース幅
  • 1着決まり手
  • 2着決まり手
  • 車番別成績
  • 出目ランキング
  • 脚質の相性
  • 平均配当
  • 天気

上記を抑えておけば、高松競輪場の特徴を完璧に掴むことができ、予想精度が上がること間違いなしです。

それでは、1つずつ説明していきましょう。

みなし直線は平均的

高松競輪場 みなし直線

みなし直線とは、第4コーナーの立ちあがりからゴールまでの直線距離。

最後決着がつく場所であり、長さによって、レース展開が大きく変わります。

高松競輪場のみなし直線の長さは・・・

競輪場 みなし直線
全国平均 53.9m
高松 54.8m
いわき平 62.7m
西武園 47.6m
立川 58.0m
岸和田 56.7m
小倉 56.9m

全国平均と比較すると、やや長いです。

とはいえ、400mバンクと比較すると、平均程度。

一般的に、みなし直線が長いと、追い込みタイプの選手が有利・先行選手が不利になりますが、高松競輪場はみなし直線による有利不利はないと考えておきましょう。

そのため、最終直線に入る前の位置取りが重要。

後方から仕掛ける選手は、早めに仕掛けることが出来れば、車券に絡みやすいです。

カントはきつい

高松競輪場 カント

カントとは、直線部分とコーナー部分についている傾斜のこと。

落車などの事故を防ぐためや、選手がスピードを落とさないようにするために設置されています。

このカントもみなし直線と同様に、レースに大きな影響を与える要素。

高松競輪場のカントは・・・

競輪場 センター部路面傾斜
全国平均 31°49′48″
高松 33°15′50″
いわき平 32°54′45″
西武園 29°26′54″
立川 31°13′6″
岸和田 30°56′0″
小倉 34°1′48″

他の競輪場よりもきついです。

カントがきついと、コーナー部分でカントを活かして加速することができるため、外側からの仕掛けが決まりやすいのが特徴。

後方選手が有利になるので、捲りや差しが決まりやすいです。

ただ、みなし直線が平均的なことから、遅めの仕掛けは届かない場合があります。

よって、高松競輪場で勝負する際は、捲りを得意とする選手の優先度を上げましょう。

特に、脚質が逃げで捲りを得意とする、早めに仕掛ける可能性の高い選手を中心に買い目を作ると良いです。

コース幅がやや広い

高松競輪場 コース幅

コース幅とは、バンク内で選手が走行できる走路の幅のこと。

一般的に、コース幅が狭いと選手がブロックした際に事故が起こりやすく、広ければ外側の選手が仕掛けやすくなります。

高松競輪場のコース幅は・・・

競輪場 ホーム幅 バック幅 センター幅
全国平均 10.5m 9.4m 7.7m
高松 11.0m 9.0m 8.0m
いわき平 10.0m 10.0m 7.3m
西武園 11.0m 10.0m 7.5m
立川 9.7m 8.7m 7.7m
岸和田 10.2m 10.1m 7.3m
小倉 11.0m 10.0m 8.0m

やや広いです。

特に広いのは、センター幅。

センター幅が広いと、先行ラインが後方から仕掛けてくるラインをブロックしようとしても、コース幅を活かし、上手くかわされてしまいます。

そのため、脚力がなければ、先行ライン・逃げを狙う選手が逃げ切るのはかなり難しいと言えるでしょう。

逃げ狙いで競走得点が低い選手は、買い目から省くようにしてください。

1着の決まり手は捲りが多い

決まり手とは、選手がどのような戦略を用いて1・2着に入ったか。

競輪における決まり手は、以下の4つです。

  • 逃げ
  • 捲り
  • 差し
  • マーク(2着のみ)

まずは、1着の決まり手を比較して、高松競輪場の特徴を深堀りします。

最初に、全国平均の決まり手の割合を見てみましょう。

競輪 決まり手 全国平均

半分以上のレースが差しで決まっています。

続いて、高松競輪場と他の400mバンクを比較した結果がこちらです。

高松競輪場 1着決まり手

※対象期間:2023年1月〜2023年12月

捲りや差しが決まりやすいです。

カントがきついことや、コース幅が広いことが、このような結果に繋がっているのでしょう。

ただ、他の競輪場と比較すると、逃げの割合も多く、後方選手が圧倒的に有利というわけではないです。

そのため、捲りや差しが得意な選手を中心に買い目を作りつつ、競走得点が高い先行選手も買い目に入れるようにしてください。

2着の決まり手はマークが多い

続いて2着の決まり手を見てみましょう。

高松競輪場と他の競輪場の2着決まり手を比較すると・・・

高松競輪場 2着決まり手

※対象期間:2023年1月〜2023年12月

マークが多いです。

マークが多いということは、スジ決着が多いということ。

よって、飛び抜けて強力なラインがいれば、そのラインで1,2着が決まりやすいです。

どのラインが強いのかを比較して、後方から仕掛けるかつ最も強力なラインの先行・番手選手を軸にすると良いでしょう。

内枠の勝率が高い

競輪は、スタート後に有利なポジションにつきやすい1番車が有利とされています。

ただ、バンクの作りによって、車番ごとの成績は様々。

そこで、高松競輪場の車番別成績を他の400mバンクと比較してみましょう。

車番 高松 いわき平 西武園 立川 岸和田 小倉
1番車 23.0% 22.0% 21.7% 18.0% 20.1% 28.8%
2番車 16.4% 16.1% 14.6% 15.5% 15.3% 15.7%
3番車 15.1% 12.9% 14.0% 14.8% 14.3% 11.3%
4番車 8.9% 8.8% 9.7% 9.3% 9.9% 8.2%
5番車 13.1% 12.8% 15.3% 15.9% 13.9% 10.6%
6番車 2.6% 3.3% 3.8% 3.4% 3.3% 3.7%
7番車 13.0% 14.8% 13.6% 14.2% 14.6% 15.7%
8番車 3.8% 3.9% 3.2% 3.3% 3.5% 3.2%
9番車 11.6% 14.3% 14.3% 13.7% 13.5% 15.8%

※対象期間:2014年1月〜2024年4月

高松競輪場で最も勝率の高いのは、他の競輪場と同じく1番車。

加えて、競輪で勝率が低いとされる「4,6,8番車」を除くと、内枠から順に勝率が高いことが分かります。

そのため、高松競輪場は内枠が有利だと頭に入れておいてください。

選手の実力が拮抗していて、選手選びに迷った際は、内枠の選手の優先度を上げるようにしましょう。

出目は1−2−5が出やすい

出目データを見ることで、買い目を構成する際の参考にすることができます。

高松競輪場は、どういった出目が出やすい傾向にあるのでしょうか。

今回は、3連単の出目ランキングを他の競輪場と比較しながら見てみましょう。

順位 高松 いわき平 西武園 立川 岸和田 小倉
1 1-2-5 1-5-7 1-2-3 1-5-2 1-2-3 1-7-4
2 1-3-5 1-7-4 1-3-5 5-1-2 7-1-5 1-7-5
3 1-5-2 2-7-1 5-1-7 5-1-3 1-4-5 1-7-2
4 1-2-4 1-7-2 1-5-3 5-1-7 1-5-3 7-1-4
5 1-5-4 1-7-5 5-2-1 7-1-2 5-2-7 7-1-2

※対象期間:2014年1月〜2024年4月

高松競輪場で最も出やすい出目は「1-2-5」。

全体的にも、1,2,5番車が絡んだ出目が多いです。

そのため、買い目作りに迷った際は、1,2,5番車の優先度を上げると良いでしょう。

ただ、出目ランキングは、レースの種類によって大きく変わる傾向があります。

出目を参考にするのは、あくまで最終手段として考えておいてください。

脚質は両と相性が良い

バンクの特性や決まり手の傾向から、競輪場ごとに脚質の相性は異なります。

そこで、高松競輪場と相性の良い脚質をご紹介します。

他の競輪場とも比較するので、ぜひ参考にしてください。

脚質 高松 いわき平 西武園 立川 岸和田 小倉

高松競輪場と最も相性の良い脚質は、両。

バンクの特性上、捲りや差しが決まりやすい高松競輪場ですが、決まり手を見ると逃げの割合も低くないです。

そのため、レース展開に合わせて柔軟に対応できる、両脚質の選手が活躍しやすいでしょう。

選手選びに迷った際は、両脚質の選手の優先度を上げて買い目を作ると良いです。

レースはやや荒れにくい

競輪場ごとの平均配当を調べることで、レースが荒れやすいか荒れにくいかが分かります。

それでは高松競輪場と他の競輪場の平均配当を比較してみましょう。

券種 高松 いわき平 西武園 立川 岸和田 小倉
3連単 22,210円 24,132円 19,422円 22,966円 22,607円 17,766円
3連複 3,483円 3,724円 3,206円 3,628円 3,629円 2,906円
2車単 3,537円 3,730円 3,234円 3,566円 3,541円 3,028円
2車複 1,671円 1,820円 1,579円 1,773円 1,733円 1,508円
ワイド 668円 687円 650円 667円 685円 614円
2枠単 2,173円 2,246円 2,035円 2,153円 2,168円 2,132円
2枠複 1,118円 1,216円 1,071円 1,185円 1,129円 1,121円

※対象期間2014年1月〜2024年4月

高松競輪場の平均配当は、やや低いです。

スジ決着となる割合も多いので、基本的には堅め決着となることが多いと言えるでしょう。

よって、買い目を作る際は、点数をしっかり絞ることが重要。

上位に人気が集まっているレースでは5点以内、人気がばらついているレースでも10点以内に絞ると、効率よく稼ぐことが出来ます。

天候の影響を受けにくい

高松競輪場 降水量

競輪はほとんどのレースが屋外で行われるため、天気の影響を受けやすいです。

特に雨や風の影響を受けやすく、競輪場がある場所によっては天気の影響でレースが荒れることが多くなります。

それでは、天候を比較してみましょう。

※対象期間:1991年〜2020年

競輪場 月別平均降水量 平均風速
高松 95.8mm 2.50m/s
いわき平 120.1mm 3.08m/s
西武園 127.5mm 2.27m/s
立川 136.9mm 2.73m/s
岸和田 102.7mm 1.73m/s
小倉 143.4mm 2.13m/s

高松市の月間平均降水量は、95.8m。

他の競輪場よりも降水量が少ないため、雨の影響は少ないです。

加えて、風速も平均程度。

バンクの周りが高い建物で覆われているので、風の影響も少ないです。

ただ、高松競輪場は、2025年7月から大規模な改修工事が入る予定となっています。

高松競輪場 改修工事 イメージ画像

公開されているイメージ画像を見ると、第1コーナー側に高い建物がありません。

そのため、第1コーナーから第3コーナーへの風が吹く可能性があります。

その場合、ホーム向かい風となるので、追い込み選手が有利に。

現在は、風の影響が少ない高松競輪場ですが、改修後は風の影響でレース展開が変わることも考えられます。

高松競輪場と相性の良い選手をご紹介!

差しや捲りを得意とする選手が有利となる高松競輪場。

ただ、逃げの選手にも勝機がないわけではないので、脚質だけで選手を絞りきれないということもあると思います。

そこで今回は、高松競輪場と相性の良い選手を紹介します。

高松競輪場と相性の良い選手

選手名 階級 期別 ホームバンク 脚質 決まり手割合
松浦 悠士 S級S班 98期 広島 逃げ0%:捲り14%:差し57%:マーク29%
佐藤 慎太郎 S級1班 78期 いわき平 逃げ0%:捲り0%:差し47%:マーク53%
太田 竜馬 S級1班 96期 逃げ17%:捲り83%:差し0%:マーク0%

特に相性の良い選手は、松浦悠士選手です。

後方からの捲り・差しを得意とする選手なので、バンク相性は抜群。

本人も高松競輪場に対して、相性の良いバンクだと言っているほどです。

「すごい相性の良い大会でバンクも大好きなので、優勝しか考えていない。」引用:WINTICKET競輪ニュース「高松競輪・G3・玉藻杯争覇戦

さらに、高松競輪場の記念競輪「玉藻杯争覇戦」を2回制覇するなど、高松競輪場での実績も十分です。

よって、松浦悠士選手が出場するレースは要チェック。

相性の良さを発揮し、活躍してくれること間違いなしです。

高松競輪場の特徴まとめ

今回紹介した高松競輪場の主な特徴は以下の通り。

小松島競輪場の特徴
  • 周長は400m
  • みなし直線は平均的
  • カントがきつい
  • コース幅が広い
  • 天気による影響は少ない
  • レースはやや荒れにくい

高松競輪場は、平均的なみなし直線の長さでカントがきついため、捲りが決まりやすい競輪場です。

そのため、勝負する際は捲りの回数が多い選手を中心に買い目を作ると良いでしょう。

その他、上記を参考にすれば、今よりも勝率が上がること間違いなしです。

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この競輪場に関する口コミ

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