全国43ヶ所に配置されている競輪場は、それぞれに違った特徴を持ちます。

そのため、個々の特徴を抑えていなければ、的外れな予想をしてしまう可能性も･･･

そこで今回は、松戸競輪場のバンク特性・データ・相性の良い選手をご紹介！

松戸競輪場で勝負予定の方は、ぜひ参考にして下さい。

松戸競輪の本日の開催レースと予想【2024年9月13日更新】

まずは、勝負予定の方に向け、本日の開催レースをご紹介します。

松戸競輪では、富士通フロンテック杯【F1】が、2024年9月11日〜13日の3日間で開催されます。

ただ、平日開催となるため、勝負するにあたり「特徴を押さえる時間がない」という方もいるはず。

そんな方のために、管理人が見極めた狙い目レースの予想を公開するので、参考にしてみてください。

【富士通フロンテック杯｜2日目12R】

出典：競輪JP

上記の予想は管理人のボクが考えた買い目です。

松戸競輪に限らず、毎日鉄板レースをピックアップして今日の競輪予想を公開しています。

この機会にぜひ、活用してみてください。

松戸競輪場は周長333mの高速バンク

バンク周長	333m
見なし直線距離	38.2m
センター部路面傾斜	29°44′42″
直線部路面傾斜	3°1′2″
ホーム幅員	11.1m
バック幅員	9.6m
センター幅員	8.1m
最高上がりタイム	9.0秒

松戸競輪場は、全国に7ヶ所しかない333mバンクの内の一つ。

みなし直線が短く、333バンクにしてはカントが緩いのが特徴です。

そのため、追い込み選手が加速しづらく、逃げ選手が有利な展開になる傾向があります。

松戸競輪場で勝負する際は、先行ラインや逃げを得意とする選手を中心に買い目を作ると良いです。

松戸競輪場の特徴を10項目で徹底比較！

松戸競輪場は、周長333mの特徴的なバンクです。

そのため、細かい特徴を知らなければ的外れな予想をしてしまう可能性が高いです。

そこで今回は、同じ333mバンクや一般的な400mバンクと比較することで、松戸競輪場の特徴をさらに深堀りしていきたいと思います。

比較する競輪場は以下の5つ。

• 小田原競輪場(333バンク)
• 伊東競輪場(333バンク)
• いわき平競輪場(400バンク)
• 西武園競輪場(400バンク)
• 岸和田競輪場(400バンク)

続いて、特徴を押さえるにあたって比較する項目は、以下の10個。

上記を押さえておけば、松戸競輪場の特徴を完璧に掴むことができます。

それでは、1つずつ説明していきましょう。

みなし直線は短い

みなし直線とは、第4コーナーの立ちあがりからゴールまでの直線距離。

最後決着がつく場所であり、長さによって、レース展開が変わります。

松戸競輪場のみなし直線の長さは･･･

全国にある競輪場の内、3番目に短いです。

みなし直線が短いと、最後の直線で後方の選手が加速する前に、先にゴールすることが可能。

そのため、逃げを狙う選手が有利になります。

加えて、早めの仕掛けが決まりやすいので、捲りは2コーナーからバックまでに先頭に抜け出せると決まる確率が高いです。

よって、松戸競輪場で勝負する際は、先行力のあるラインや先行タイプの選手の優先度を上げると良いでしょう。

カントはやや緩い

カントとは、直線部分とコーナー部分についている傾斜のこと。

落車などの事故を防ぐためや、選手がスピードを落とさないようにするために設置されています。

このカントもみなし直線と同様に、レースに大きな影響を与える要素。

松戸競輪場のカントは･･･

他の競輪場よりもやや緩いです。

カントが緩いバンクは、捲りや差しを仕掛けてもスピードに乗りにくいので、後方からの仕掛けが決まりにくいのが特徴。

加えて、松戸競輪場はみなし直線も短いため、遅めの仕掛けは届かないことが多いです。

そのため、残り半周地点を先頭で通過したことを表すBをとった選手が勝ちやすい傾向があります。

選手選びに迷った際は、B回数が多い選手の優先度を上げるようにしましょう。

コース幅はやや広い

コース幅とは、バンク内で選手が走行できる走路の幅のこと。

一般的に、コース幅が狭いと選手がブロックした際に事故が起こりやすく、広ければ外側の選手が仕掛けやすくなります。

松戸競輪場のコース幅は･･･

やや広いです。

そのため、外側からの仕掛けが決まりづらいといったこともありません。

ただ、カントがゆるいことから、外側から加速することが出来ないため、インコースを狙う選手が多い傾向があります。

特に、競りを表明した選手がいる際は、イン争いが激しいです。

そうなると、落車や失格となるケースも多いので、荒れる可能性も高いことを頭に入れておきましょう。

1着の決まり手は逃げ・捲りが多い

決まり手とは、選手がどのような戦略を用いて1・2着に入ったか。

競輪における決まり手は、以下の4つです。

• 逃げ
• 捲り
• 差し
• マーク(2着のみ)

まずは、1着の決まり手を比較して、松戸競輪場の特徴を深堀りします。

最初に、全国平均の決まり手の割合を見てみましょう。

半分以上のレースが差しで決まっています。

続いて、松戸競輪場と他のバンクを比較した結果がこちらです。

※対象期間：2023年1月〜2023年12月

他の競輪場と比較すると、逃げ・捲りが多いです。

周長がみなし直線が短いことや、カントがゆるいため、先行選手が有利となることが理由でしょう。

加えて、全国平均と比べると、差しの割合が約20％も低いです。

そのため、一般的に競輪は差しが決まりやすいとされていますが、松戸競輪場で勝負する際は、その考えは捨てておきましょう。

逃げを得意とする選手や、脚質が逃げで捲りを得意とする選手を軸に選ぶと良いです。

2着の決まり手はマークが多い

続いて2着の決まり手を見てみましょう。

松戸競輪場と他の競輪場の2着決まり手を比較すると･･･

※対象期間：2023年1月〜2023年12月

マークが多いです。

マークが多いということは、スジ決着が多いということ。

よって、長いラインや競走得点の高い選手が含まれるラインで、1,2着が決まりやすいです。

松戸競輪で勝負する際は、逃げを得意とする選手やB回数が多い選手が先行するラインを軸にすると良いでしょう。

車番は内枠が有利

競輪は、スタート後に有利なポジションにつきやすい内枠が有利とされています。

ただ、バンクの作りによって、車番ごとの成績は様々。

そこで、松戸競輪場の車番別成績を他のバンクと比較してみましょう。

※対象期間：2014年1月〜2024年4月

松戸競輪場で最も勝率の高いのは、1番車。

他の競輪場と比較しても、1番車の勝率が頭一つ抜けています。

逃げが有利な松戸競輪場は、先行しやすいインコースに最短で入ることができる1番車が有利になることが理由でしょう。

よって、選手選びに迷った際は、1番車の選手の優先度を上げるようにしましょう。

出目は1−2−3が出やすい

出目データを見ることで、買い目を構成する際の参考にすることができます。

松戸競輪場は、どういった出目が出やすい傾向にあるのでしょうか。

今回は、3連単の出目ランキングを他の競輪場と比較しながら見てみましょう。

※対象期間：2014年1月〜2024年4月

松戸競輪場で最も出やすい出目は「1-5-7」。

全体的には、1,7番車が絡んだ出目が多いです。

そのため、買い目作りに迷った際は、1,7番車を中心とした買い目を作ると良いでしょう。

ただ、出目はレースの種類によって、大きく変わるので、あくまで参考程度にしてください。

レースはやや荒れやすい

競輪場ごとの平均配当を調べることで、レースが荒れやすいか荒れにくいかが分かります。

それでは松戸競輪場と他の競輪場の平均配当を比較してみましょう。

※対象期間2014年1月〜2024年4月

松戸競輪場の平均配当は、平均程度。

高いわけでも低いわけでもなく、標準的な数値です。

よって、荒れるか荒れないかは出走表や天候などのバンクの特徴以外の条件で決まります。

1レースごとに状況は変わるので、荒れるレースの見極め方も頭に入れておくと良いでしょう。

雨の影響は受けにくい

松戸市の年間平均降水量は130.4mm。

日本の年間平均降水量は143.2mmなので、松戸競輪場は雨の影響が少ないと言えるでしょう。

ただ、松戸市は雲量の割合が1年を通して大きな変動があるので、季節によっては雨の影響を強く受ける場合があります。

4月から9月末までは雲量が多く、特に6月は69％の確率で本曇り、または曇りとなり雨も降りやすいです。

したがって、この期間は当日の天候の状況を加味して勝負することが重要となるでしょう。

風の影響を受けやすい

競輪場	平均風速
松戸	3.65m/s
小田原	1.51m/s
伊東	4.33m/s
いわき平	3.08m/s
西武園	1.73m/s
岸和田	1.73m/s

松戸競輪場は、バンクの周囲が建物に囲まれている競輪場。

一見、風の影響は少ないように感じますが、3コーナー付近のすき間から風が吹き込むことがあります。

そして、その風は逃げ場を失い、バンク内で風が渦巻くため、常に向かい風が吹いている状態に。

向かい風が吹くと、先行選手の脚の消費が早くなるため、追い込み選手が有利になります。

風が強い日は、先行有利な松戸競輪場でも、追い込み選手を買い目に入れるようにしましょう。

ちなみに、競輪は風速5m/s付近からレースに影響が出ます。

松戸競輪場と相性の良い選手をご紹介！

先行選手や捲りを得意とする選手が有利な松戸競輪場。

ただ、一般的に競輪は差しが有利とされているため、脚質だけで選手を絞りきれないということもあるでしょう。

そこで今回は、松戸競輪場と相性の良い選手をご紹介します。

特に相性の良い選手は、山口拳矢選手です。

山口拳矢選手は、単騎で出場することも多く、脚力に優れています。

そのうえ、脚質が逃げで捲りを得意としているため、松戸競輪場との相性は抜群です。

本人も松戸競輪場に対して「（出場した）最初の大会で準優勝だったし相性はいい」とのこと。

2024年に松戸競輪場で開催された「サマーフェスティバル」に出場した際は、3戦中2回も車券に絡む活躍を見せています。

よって、山口拳矢選手が出場するレースは要チェック。

得意の捲りを決め、活躍すること間違いなしです。

松戸競輪場の特徴まとめ

今回紹介した松戸競輪場の主な特徴は以下の通り。

松戸競輪場は、全国的に珍しい333バンクの内の一つ。

みなし直線が短い・カントがゆるいため、先行選手有利な競輪場です。

その他、上記を参考にすれば、松戸競輪場での勝率が上がること間違いなしです。