どうも。

競輪戦線管理人のボクです。

みなさんは元競輪選手の滝澤正光さんをご存知でしょうか？

滝澤正光さんは日本の元競輪選手で、1980年代から1990年代にかけての競輪黄金時代の一躍を担った選手の一人です。

一見、強面な風貌に見えますが、とても温厚な性格で、多くの人から慕われています。

その人間性が人気を博し、競輪界だけではなく、滝澤正光さんをモデルにした映画が制作されたり、テレビ番組にも出演するなど多方面で活躍。

現在では、その地名度を活かし、競輪界発展のために日々尽力されています。

今回はそんな元競輪選手の滝澤正光さんの伝説や名言、弟子など気になる話題について徹底調査しました。

滝澤正光のプロフィールをご紹介

まずは、滝澤正光選手のプロフィールについてご紹介します。

名前	滝澤 正光
生年月日	1960年3月21日
年齢	62歳(2022年12月現在)
出身地	千葉県八千代市
出身高校	千葉県立八千代高等学校

元競輪選手の滝澤正光さんは、千葉県八千代市の出身です。

現役時代のレーススタイルは、果敢に先頭で走る先行タイプ。

そのパワフルな走りと大柄な体格から、いつしか他の選手やファンからは「怪物」と呼ばれるようになりました。

そんな滝澤正光さんは、輝かしい功績をもっていながらも、謙虚で温厚な性格で人望が厚く、競輪界随一の人格者として知られる存在です。

現役引退後もその人気は絶大で、後輩の選手やファンから「滝澤先生」や「先生」と呼ばれています。

そんな人格者でもあり、競輪界のレジェンドでもある滝澤正光さんのプロフィールをさらに深堀りしていきましょう。

妻は元ミス日本の桑原多賀子

滝澤正光さんの妻は元ミス日本の桑原多賀子さん。

お二人はテレビ番組の共演がきっかけで知り合ったそうです。

当時、滝澤正光さんが出演したテレビ番組にて「滝澤先生のお嫁さん募集」というコーナーが設けられていました。

その後、コーナーは終了しましたが、これを見た桑原多賀子さんが滝澤正光さんにアプローチをかけたそうです。

ちなみに、2人のキューピットとなったのは、なんとあの大御所「ビートたけし」さん。

1987年に挙げた結婚式にも、ビートたけしさんが出席するなど交流があるそうです。

滝澤正光は競輪選手として数々の伝説を残す

様々なビッグレースで活躍した滝澤正光さん。

現在では、競輪界のレジェンドとして語り継がれていますが、一体どのような経歴を歩んできたのでしょうか。

滝澤正光さんが競輪選手を目指すきっかけまで遡ってご紹介します。

滝澤正光さんは、中学高校時代はバレーボール部に所属していました。

競輪の世界に入ったのは、新聞広告の「自転車に乗れなくても競輪選手になれる」という記事を見たのがきっかけだそうです。

適性試験を受けて見事に日本競輪学校（現在の日本競輪選手養成所）に合格。

日本競輪学校を卒業後、1979年4月1日に選手登録し、初出走となる同年4月8日の大津びわこ競輪場レースで初勝利を挙げます。

滝澤正光さんがデビューした当時の競輪界は、中野浩一さんの全盛期で、同じ九州の選手とタイトルを分け合ってる状態でした。

なので、本来なら東京と千葉では自転車競技会の管轄が違うため共闘はありえないことです。

ただ、滝澤正光さんはこの九州勢の勢いを止めるため、管轄の違う東京の選手と共闘します。

この共闘団体は、館山市の房総フラワーラインをよくロード練習で走っていたため、後にフラワーラインと呼ばれるようになります。

この頃から滝澤正光さんは、最後はラインの誰かが勝てばいいという考えでレースに臨み、やがて日本一の先行選手を目指すように。

そして、1980年に初出場したオールスター競輪で準決勝に進み一流選手の仲間入りを果たしました。

全盛期は1987年で、13場所連続優勝と特別競輪の3連覇、KEIRINグランプリも獲得しています。

その年の獲得賞金額（1億1,400万円）は全プロスポーツ界の最高金額でした。

また、この年は2つの特別競輪を含めたS級戦16連勝も記録します。

項目	詳細
通算勝利数	2457走中787勝
生涯獲得賞金	17億5644万円
優勝回数	150回

生涯獲得賞金は17億5,644万円で、これは神山雄一郎選手（現役、2008年6月現在22億2,000万円超）に次ぐ歴代第2位。

現在でも、レジェンドとして競輪界で語り継がれています。

滝澤正光は2人の弟子を育成

元競輪選手の滝澤正光さんは、2人の弟子を育成しています。

その弟子は、伊勢崎彰大選手と小野裕次選手です。

【伊勢崎彰大選手】

名前	伊勢崎 彰大
生年月日	1978年10月12日
年齢	44歳(2022年12月現在)
府県	千葉県
期別	81期

伊勢崎彰大選手は、S級2班に所属する競輪選手。

ルーキーチャンピオンレースを制し、通算で400に迫る勝ち星を重ねている実力者です。

そんな伊勢崎彰大選手は、滝澤正光さんが初めてとった弟子としても知られています。

滝澤正光さんの一番弟子ということもあり、相当可愛がられているようです。

【小野裕次選手】

名前	小野 裕次
生年月日	1988/07/12
年齢	32歳(2022年12月現在)
府県	千葉県
識別	95期

小野裕次選手はS級2班に所属する競輪選手。

中学・高校時代は陸上部で、高校のインターハイでは優勝経験があります。

特別競輪での優勝経験はありませんが、粘り強い走りで多くの勝ち星を重ねてきました。

2人の弟子を一流選手まで育て上げた滝澤正光さん。

そんな滝澤正光さんは、ファンから愛される魅力的な競輪選手を育てる事は重要であると考えていました。

しかし、現役時代は自分の練習に精一杯で弟子入りを志願する人がいても断ってきたそうです。

今では2人しか弟子を育てられなかったことが、現役時代の唯一の心残りだと話しています。

現在でも語り継がれる名言を残している

これまでに、競輪界のレジェンド選手たちは様々な名言を残してきました。

中野浩一さんの「世界で勝てれば、日本でも勝てる」は聞いた事のある方も多いのではないでしょうか。

他にも、児玉広志さんの「反省はしても後悔はしない！」や後閑信一の「人は皆、自分の人生と戦っている！」などがあります。

その中でも滝澤正光さんが残した「練習が仕事、競技は集金」の名言は今でも語り継がれる名言です。

練習が仕事、この様な名言を言えるくらい実際に厳しい練習を実施していたのでしょう。

また、初タイトルを手に入れた時の優勝インタビューでは「競輪選手になってよかった」と詰まりながらも叫んだ姿が印象的でした。

滝澤正光の引退後の活動

滝澤正光さんは、45歳を超えてもS級の選手として活躍していましたが、体力の衰えは隠せませんでした。

それでも、長年の競輪に対する真摯な姿勢が認められ、日本競輪学校の名誉教諭に就任するなど競輪界に多大な貢献をしています。

ただ、結果が出ない日々が続き、2008年7月1日にS級からA級への降格が決まった事を受け、降級を待たずに現役を引退することを決意。

その後、2008年6月24日の富山競輪開設記念が最後のレースとなり、6月27日に現役引退記者会見を行いました。

2008年に現役を引退してからは、日本競輪学校（現在の日本競輪選手養成所）に常勤の教官として就任し、後進の指導に当たっています。

功績を称えられ滝澤正光杯が開催

滝澤正光さんのホームバンクである千葉競輪は、彼の功績を称え、開設記念競輪の秋桜杯の名称を2008年に滝澤正光杯に改めました。

このレースはG3レースで毎年10月に開催され、初日に一次予選、2日目に2次予選、3日目準決勝、4日目に決勝が行われます。

ちなみに、秋桜杯だった2007年までは、毎年8月下旬から9月に行われていました。

2021年以降は松戸市市営に移行したため、現在は松戸競輪場で開催されています。

競輪学校の校長に就任

現役時代から競輪学校の教官に就任し、非常勤として勤務していましたが、現役引退後は常勤の教官として就任し、後進の指導に当たっていました。

その後、2010年4月1日からは、日本競輪学校（現在の日本競輪選手養成所）の第23代校長に就任します。

元競輪選手が日本競輪学校の校長に就任したのは史上初めてのことでした。

日本競輪学校は2019年5月1日に日本競輪選手養成所に名称変更したため、現在は所長という肩書になっています。

元競輪選手「滝澤正光」まとめ

ここまで元日本の競輪選手、滝澤正光さんについてお伝えしてきました。

滝澤正光さんの凄さを、少しでもお分かりいただけましたか？

競輪界のレジェンドとして、現役引退後も様々な場面で活躍しています。

中でも、元競輪選手としての知見を活かし、自身の競輪予想を様々なメディアで展開。

レジェンドならではの視点で考えられる競輪予想には、見応えがあります。

ただ、レジェンド滝澤正光さんでさえ、毎回予想が当たるわけではありません。

競輪の予想は、様々な要素を考慮しなければならなく、元競輪選手でさえも、当てることは非常に難しいです。

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