千葉競輪場の特徴を紹介!基本情報を元にバンクの癖を分析
千葉県千葉市にある競輪場。
元々は、周長500mバンクでしたが、2021年に改修が行われ、pist6が行われるドーム型競輪場へと生まれ変わっています。
そのため、他の競輪場と大きな違いがあり、特徴を知らなければ勝つのは困難。
そこで、千葉競輪場の特徴を徹底解説します。
目次
千葉競輪場(千葉JPFドーム)の特徴について
名称 | 千葉競輪場(千葉JPFドーム) |
---|---|
バンク周長 | 250m |
バンクレコード | 10.9秒 |
千葉競輪場は、2021年10月に改修工事を終え、千葉JPFドームへと生まれ変わり、pist6の会場となりました。
千葉JPFドームは、国際基準に基づいた周長250mの競輪場。
カントもきつく、スピード戦になりやすい特徴を合わせもっています。
他の競輪場とは、作りに大きな違いがあるため、必ず頭に入れておきましょう。
バンクの周長が日本一短い
競輪場におけるバンクの周長は、500m・400m・333mの3種類が基本となっています。
ただ、国際基準に基づいていることから、250mが採用されており、他の周長のバンクと比べても圧倒的に短いです。
バンクの周長が短いほど、選手にとって体力の消耗が少なくなります。
なので、ペース配分を考えることなく、出だしからスピーディーな展開に。
そのため、脚力や選手の実力がそのままレースに反映されます。
カントの傾斜がきつい
千葉競輪場のカントは、42.6度。
全国の競輪場の平均が30度のため、10度以上も角度があると分かります。
カントがきついと、コーナーで加速しやすく、スピードを落とさずに走ることが可能。
そのため、早めの捲りや逃げが決まりやすいです。
カントとは?
木製バンクでスピードが出やすい
アスファルトは傾斜が崩れやすいため、欧米各国の自転車競技用バンクでは、木製が主流です。
しかし、日本の競輪場では、アスファルトかコンクリートが使用されています。
これは、技術大国である日本の舗装技術が高いがゆえに実現できることです。
そのような中、千葉競輪のバンクは、国際基準に合わせて木製バンクを採用。
アスファルトよりも、バンクが軽く、スピードに乗りやすいです。
カントや周長と合わせてスピードが出やすい条件が揃っているため、脚力のある選手が先行すると、そのまま勝ちやすいです。
改修前の千葉競輪場の特徴について
改修による変化をより深く知るため、改修以前の千葉競輪場の特徴も紹介します。
周長 | 500m |
---|---|
みなし直線 | 60.0m |
センター部路面傾斜 | 24°13′1″ |
直線部路面傾斜 | 2°51′45″ |
ホーム幅員 | 10.3m |
バック幅員 | 9.3m |
センター幅員 | 8.3m |
最高あがりタイム | 13.4秒 |
改修前の千葉競輪の周長は500m。
500mバンクは、競輪で最も周長が長いバンクです。
周長が長い分、他のバンクとはレース展開が大きく異なり、予想方法も変わってきます。
改修前の千葉競輪の特徴をひとつひとつ確認しましょう。
見なし直線距離が長い
千葉競輪の特徴を把握する上で、まず注目したいのが「見なし直線距離」です。
見なし直線距離は、最終コーナーからゴールラインまでの距離のこと。
競輪では、見なし直線距離が長ければ番手選手が有利です。
逆に、見なし直線距離が短ければ先行選手が有利となります。
千葉競輪の見なし直線距離は60.0m。
周長が長い分見なし直線距離も長くなるのが500mバンクの特徴です。
とはいえ千葉競輪は、500mバンクの中でもは周長が短め。
先行選手のハンデも少なかったと言えるでしょう。
カントはゆるめ
カントは、走路に設けられた傾斜のことです。
見なし直線距離同様、カントもレース展開に大きく影響します。
一般的にカントがきつければ、コーナーで加速できるので番手選手の捲りが決まりやすいです。
逆にカントが緩いと、捲りが決まりにくくなります。
全国の競輪場のカントの平均が30度。
それに対して千葉競輪のカントの角度は24°13′1″です。
全国平均と比べややカントが緩いという特徴を持っています。
決まり手は差しが有利
決まり手は、1着、2着の選手が最終周回でとった戦法のことで予想をする上で非常に重要な要素です。
この決まり手も、バンクの特徴によって有利不利が決まります。
千葉競輪ではどの決まり手が有利だったのか、過去の結果を基に確認しましょう。
逃げが25%、捲りが32%、差しが43%。
見なし直線距離が長い千葉競輪では「差し」が最も決まりやすいという結果になりました。
夏と冬で風向きが変わる
千葉競輪では「差し」を得意とする番手選手が有利ということがわかりました。
しかし、当日の天候や風向きによっても、有利な選手は変わります。
千葉競輪が立地する千葉市の年間降水量は、全国平均と比べるとやや少なめです。
雨による影響は少ないと言えますが、3月から10月は雨が降りやすく、降水確率は31%。
千葉競輪の風の特徴は、夏はバックで追い風となりやすく、冬は向かい風となりやすいです。
よって夏と冬で有利な選手が変わるので、予想する際は当日の風向きにも注目する必要がありました。
千葉競輪場まとめ
今回紹介した千葉競輪場の主な特徴は以下の通り。
- 2021年にドーム型に改修
- pist6の会場
- 周長は250m
- カントがきつい
- 木製バンク
千葉競輪場は、2021年に千葉JPFドームへと改修。
pist6の会場として、他の競輪場とは全く異なる作りをしています。
周長は250mで、カントも40度以上と、スピード戦に特化した作り。
実力が反映されやすいので、脚力のある選手が勝ちやすいです。
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