全国43ヶ所に配置されている競輪場は、それぞれに違った特徴を持ちます。

そのため、個々の特徴を抑えていなければ、的外れな予想をしてしまう可能性も･･･

そこで今回は、平塚競輪場のバンク特性・データ・相性の良い選手をご紹介！

平塚競輪場で勝負予定の方は、ぜひ参考にして下さい。

平塚競輪の本日の開催レースと予想【2024年10月8日更新】

まずは、勝負予定の方に向け、本日の開催レースをご紹介します。

平塚競輪では、湘南しらす丸八丸杯【F1】が、2024年10月6日〜8日の3日間で開催されます。

ただ、開催期間が平日のため「特徴を押さえる時間がない」という方もいるはず。

そんな方のために、管理人が見極めた狙い目レースの予想を公開するので、参考にしてみてください。

【湘南しらす丸八丸杯｜3日目12R】

出典：競輪JP

上記の予想は管理人のボクが考えた買い目です。

平塚競輪に限らず、毎日鉄板レースをピックアップして今日の競輪予想を公開しています。

さらに「もっと予想が欲しい」という方に向けて、平塚競輪で結果を残している無料の競輪予想サイトTOP3をご紹介！

この機会にぜひ、活用してみてください。

平塚競輪場はクセのない走りやすいバンク

バンク周長	400m
見なし直線距離	54.2m
センター部路面傾斜	31°28′37″
直線部路面傾斜	3°26′1″
ホーム幅員	11.0m
バック幅員	9.3m
センター幅員	7.5m
バンクレコード	10.4秒

平塚競輪場の周長は、400m。

全国にある競輪場の内、最も多いのが400mバンクなので、周長は一般的と言えます。

そのうえ、みなし直線やカントも平均的なため、走りやすく、実力がそのままレースに反映されやすいです。

ただ、ビックレースの開催が多く塗装が頻繁に行われることや、湿度が高い影響で、バンクが重くなることが多いという特徴があります。

バンクが重いと脚力の消耗が激しく、先行選手が最後の直線で失速するので、追い込み選手が有利になると覚えておきましょう。

平塚競輪場の特徴を10項目で徹底比較！

平塚競輪場は、周長400mの一般的なバンクです。

ただ、競輪場の特徴を抑えるにあたって、周長以外の要素もしっかりと把握しておかなければいけません。

そこで今回は、同じ400mバンクと比較することで、平塚競輪場の特徴をさらに深堀りしていきたいと思います。

比較する競輪場は以下の5つ。

• いわき平競輪場
• 西武園競輪場
• 立川競輪場
• 岸和田競輪場
• 小倉競輪場

続いて、特徴を押さえるにあたって比較する項目は、以下の10個。

上記を押さえておけば、平塚競輪場の特徴を完璧に掴むことができます。

それでは、1つずつ説明していきましょう。

みなし直線は平均的

みなし直線とは、第4コーナーの立ちあがりからゴールまでの直線距離。

最後決着がつく場所であり、長さによって、レース展開が変わります。

平塚競輪場のみなし直線の長さは･･･

他の競輪場と比較すると、平均的です。

一般的にみなし直線が長いと追い込み選手有利、短いと先行選手が有利になりますが･･･

平均的な長さなので、みなし直線の長さによる有利不利はないでしょう。

どの攻め方をする選手も仕掛けやすいので、選手の実力がそのまま反映されやすいです。

カントは平均的

カントとは、直線部分とコーナー部分についている傾斜のこと。

落車などの事故を防ぐためや、選手がスピードを落とさないようにするために設置されています。

このカントもみなし直線と同様に、レースに大きな影響を与える要素。

平塚競輪場のカントは･･･

他の競輪場よりもやや緩いです。

カントが緩いバンクは、捲りや差しを仕掛けてもスピードに乗りにくいので、後方からの仕掛けが決まりにくいのが特徴。

ただ、平均との差が小さいので、カントによる有利不利はないと考えておきましょう。

みなし直線・カントともに一般的な作りでどの選手も走りやすいバンクのため、競走得点の高い選手を中心に買い目を作ると良いです。

コース幅は平均的

コース幅とは、バンク内で選手が走行できる走路の幅のこと。

一般的に、コース幅が狭いと選手がブロックした際に事故が起こりやすく、広ければ外側の選手が仕掛けやすくなります。

平塚競輪場のコース幅は･･･

平均的です。

そのため、外側からの仕掛けが決まりづらいといったこともありません。

よって、コース幅による有利不利はないと考えておきましょう。

1着の決まり手は差しが多い

決まり手とは、選手がどのような戦略を用いて1・2着に入ったか。

競輪における決まり手は、以下の4つです。

• 逃げ
• 捲り
• 差し
• マーク(2着のみ)

まずは、1着の決まり手を比較して、平塚競輪場の特徴を深堀りします。

最初に、全国平均の決まり手の割合を見てみましょう。

半分以上のレースが差しで決まっています。

続いて、平塚競輪場と他の400mバンクを比較した結果がこちらです。

※対象期間：2023年1月〜2023年12月

最も多い決まり手は差し。

ただ、他の競輪場と比較すると、逃げや捲りの割合も多いことが分かります。

そのため、選手がどの決まり手を得意とするかの有利不利はそれほどないです。

よって、平塚競輪場で勝負する際は、差しを得意とする選手の優先度を上げつつ、競走得点や勝率の高い選手を買い目に入れると良いでしょう。

2着の決まり手はマークが多い

続いて2着の決まり手を見てみましょう。

平塚競輪場と他の競輪場の2着決まり手を比較すると･･･

※対象期間：2023年1月〜2023年12月

マークが多いです。

マークが多いということは、スジ決着が多いということ。

長いラインや競走得点の高い選手が含まれるラインで、1,2着が決まりやすいと言えます。

よって、平塚競輪で勝負する際は、最も強力なラインの選手で3連複や2車単フォーメーション買いをするのも1つの手です。

1番車の勝率が高い

競輪は、スタート後に有利なポジションにつきやすい内枠が有利とされています。

ただ、バンクの作りによって、車番ごとの成績は様々。

そこで、平塚競輪場の車番別成績を他の400mバンクと比較してみましょう。

※対象期間：2014年1月〜2024年4月

平塚競輪場で最も勝率の高いのは、1番車。

続いて、2,3番車の勝率が高く、内枠が勝ちやすいことが分かります。

よって、スタート後に有利な位置に最短でつける内枠が有利と考えておきましょう。

選手選びに迷った際は、内枠の選手の優先度を上げると良いです。

出目は1−3−2が出やすい

出目データを見ることで、買い目を構成する際の参考にすることができます。

平塚競輪場は、どういった出目が出やすい傾向にあるのでしょうか。

今回は、3連単の出目ランキングを他の競輪場と比較しながら見てみましょう。

※対象期間：2014年1月〜2024年4月

平塚競輪場で最も出やすい出目は「1-3-2」。

全体的には1,5,7番車が絡んだ出目が多いです。

また、5位以下のデータを見ると、4,6,8番車が絡んだ出目がかなり少ない傾向があります。

そのため、4,6,8番車は買い目から外すようにしましょう。

レースはやや荒れやすい

競輪場ごとの平均配当を調べることで、レースが荒れやすいか荒れにくいかが分かります。

それでは平塚競輪場と他の競輪場の平均配当を比較してみましょう。

※対象期間2014年1月〜2024年4月

平塚競輪場の平均配当は、やや高いです。

特に3連単・3連複の平均配当が高いため、思わぬ選手が3着に来ることが多いことが分かります。

ただ、スジ決着が多いことから、2車単・2車複の平均配当は低いです。

よって、軸を絞りつつ、3着は広めに買うようにしましょう。

3連単フォーメーション「2車‐2車‐4車」などがおすすめです。

雨の影響を受けやすい

平塚市の年間平均降水量は150mm。

他の競輪場と比較すると、降水量が多く、雨の影響を受けやすいことが分かります。

特に6月〜10月にかけてピークとなるので、この時期は雨のことを念頭に置きながら勝負しましょう。

ちなみに、雨が降っている日は、選手が怪我を恐れて無理に攻めなくなります。

リスクを恐れない若手選手の攻めが決まり、荒れる場合はありますが、堅め決着となるレースが増えることを頭に入れておきましょう。

風の影響を受けやすい

競輪場	平均風速
平塚	2.8m/s
いわき平	3.08m/s
西武園	2.27m/s
立川	2.73m/s
岸和田	1.73m/s
小倉	2.13m/s

※対象期間：1991年〜2020年

平塚競輪場は、1センター側に相模湾・バック側に相模川があり、風の影響を受けやすいです。

特に、高い建物がない2コーナー側から風が吹き込みやすいのが特徴。

2コーナーから2センター側に吹いた風が、ホーム側に巻き込まれ、3コーナーから直線にかけてハンドルが外に持っていかれます。

そうなると、先行選手や3コーナーから仕掛けた選手が外側に流され、内側が空きやすいです。

よって、最後の直線で後方選手が内側を一気に差すことができるので、差しを狙う選手が有利。

風速が約5m/s以上ある強い風が吹いた場合は、差しを狙う選手・番手・3番手の選手を積極的に買い目に入れるようにしましょう。

平塚競輪場と相性の良い選手をご紹介！

一般的なバンクの平塚競輪場。

決まり手による選手の有利不利が少なく、選手選びに迷うことも多いと思います。

そこで今回は、平塚競輪場と相性の良い選手をご紹介します。

特に相性の良い選手は、郡司浩平選手です。

郡司浩平選手は両脚質かつ、どの決まり手でも決めれる選手のため、レースごとに柔軟な対応ができる選手。

決まり手の有利不利が少ない平塚競輪場と相性が良いです。

そのうえ、地元の神奈川県の選手のため、クセのある平塚競輪場の風にも慣れています。

平塚競輪場での実績を見ても、2021年に開催された記念競輪「湘南ダービー」で優勝、2024年に開催された「オールスター競輪」でも優出するなど、好成績。

よって、郡司浩平選手が出場するレースは要チェックです。

相性の良さを存分に発揮し、好走するでしょう。

平塚競輪場の特徴まとめ

今回紹介した平塚競輪場の主な特徴は以下の通り。

平塚競輪場は周長・みなし直線・カントがすべて平均的な作りのバンク。

クセがなく走りやすいため、どの決まり手を得意とする選手でも、存分に実力を発揮することが出来ます。

そのため、買い目を作る際は、競走得点やラインの強さを重視すると良いです。

その他、上記を参考にすれば、今よりも勝率が上がること間違いなしでしょう。